冬コミ(29日 東6 ヌ-54a)新刊「雲母の黄昏」
※ 冬コミまでこの記事がトップに来ます。追加・変更があれば随時追加してゆきます。
コミケ77(冬コミ) スペース 29日(1日目) 東6 ヌ-54a 直参
犬テレビ(俄仕立)さまのコミケ初売本「Lip Service」を受託頒布します。詳細→●
甘すぎず遠すぎないコナンとの関係、ちょっと切なくて暖かい気持ちになる灰原のお話です。
当サークルの新刊はこちら。
「雲母の黄昏」 (コナン推理小説シリーズ第6弾)
A5版 72P フルカラー表紙 頒布予価 500円
いままででいちばんひどい進行でした。挿絵ないです。あとがきは付録添付です。言い訳はしません。
背景の仮面は実家に飾ってあるピエロ人形のもの。里帰りのついでに撮影。なぜか今年の父からの年賀状に使われていた。ちょうどいい仮面が手元になく、雑貨屋でも探しあぐねていたので渡りに舟だったが、人形を集める趣味があるわけでもなく、干支とも関係もないピエロ人形の写真で年賀状を送ってくる父はやはりわたしの父だ。
内容はサークルカットやBBSで言っていたように灰原哀が失踪する事件。前作「瑠璃の彼方」で、10年後の工藤新一が回想していた「杯戸パイパー事件」の全容。
「瑠璃の彼方」と同じく江川が捏造した都市伝説、夕暮時に現れて子どもさらう怪人杯戸パイパーの存在を背景に事件が展開してゆきますが、ストーリーは独立していますので、前作を読んでいなくてもお楽しみいただけます。
以下、本文抜粋。冒頭部分。
*************
さて。どうしたものかしら…。
何者かに強制終了させられた意識を回復させた灰原哀は、のっぺりとした塗装の天井を見て思案した。自分がどこかに拉致され閉じ込められたのだという事実を、初めて見る天井が挨拶代わりに教えてくれている。さりとて特徴もない天井板の他に見えるのは、寝かされている身体の向きと並列に取り付けられた二本の直管型蛍光灯だけだ。
頭を動かすと左耳下の皮膚がちりちりと疼いた。
なるほど今回はスタンガンを使われたってわけね…。
自らの意思に反して眠らされ、どこかに運ばれ転がされるのはこれで三回目だ。
一回目は薬品を嗅がされ、酒蔵の床に放置された。
二回目は麻酔針を撃たれ、地下室のベッドに寝かされた。
三回目はどうやら廃品同然のマットの上で目覚めたようだった。埃くさい。口の中がざらつく。拉致などという状況に慣れてしまうのもどうかと思うが、鈍いスピードで覚醒してゆく五感が充分働くようになるまで身体を動かさずにじっとしている余裕はできた。
手足を動かしてみる。四肢のどこにも痺れや不自由は感じなかった。哀はのそのそと寝返りを打ち、右肘を支えにして上半身を起こした。
鼻先で舞った埃が粘膜を刺激して、連続してくしゃみが出た。
前の二回は、ともにひどい高熱を出したのだったわね…。
額に触れてみる。熱くはないし、背筋に悪寒が走ったりもしていない。が、埃まみれのマットの上に寝かされ、同じように埃で目詰まりしているフィルタを通じて降りて来るエアコンの風に晒されていたのだから、先々は保障の限りではない。
身を起こしてみても、視界にあるのは天井と同じく、なんの面白みもない壁と床。窓はない。唯一の脱出口は一枚のドアだけだった。
むろんドアは開かなかった。
服装は意識を奪われる前といっさい変わっておらず、一番上に着ていた赤いフードコートのままに寝かされていた。しかし、左手にはめていた腕時計と、コートのポケットに入れてあったはずの携帯電話はランドセルとともになくなっていた。
まあ、当然の措置ね…。
拉致した相手の連絡手段を断つぐらいのことは行なってしかるべき。もし残っていたら犯人の間抜けぶりを逆に嘲笑ってやるところだ。
それよりも、三回もこんな目に遭わされるなんて。そのことのほうが驚きだわ…。
事件マニアな探偵さんの傍にいすぎたせいね。きっと彼を中心に事件を呼び込む強力な磁場が発生していて、知らず知らずのうちに私も磁気を帯びてしまったんだわ…。
目の前にいない相手に毒を吐き、哀は仮性探偵らしく「灰色の脳細胞」を活性化させることにした。
*************
よろしくお願いします。





。
屋根もあります。
ドアはリモコンで操作で開閉。リモコンをオンにするとざらっとしたエンジン音が大きく鳴るのでオンするときは時間と場所に注意。リモコンを撮り忘れた。
運転席。中央がリモコンの受信部分(と、思う)
バック。「4423」のナンバープレートでも作ろうか。




最近のコメント