制作痴話

2008年1月20日 (日)

R指定とエロ%

黒と影社の既刊、数えてみたら18禁の発行物が10冊を超えていた。コピー本も含めて総発行数が25冊、うち18禁が11冊、15禁1冊である。頒布終了した過去の本もどこかでまとめてアップしておくべきか?

黒と影社は、男性向け18禁小説からスタートしていて、BLものは数冊、♂*シーンまで描写したのはネコハラ本が初めてであった。

男性向けで18禁作品を書く場合、拙いなりにもエロ%(ページ総数に対するエロシーンの割合)を気にしていた。数え方にもよるが、キャラがエロい気分になってからがエロシーンと考えて、だいたい70%以上を目指して60%台に落ち着くのがいつものことであった。全体の約2/3がエロというのが、18禁のボーダーラインとしていたのである。

ところが、BL作品になるとなぜかエロ%が上がらない。作者が妙に逃げ腰になるのだ。15禁指定にした「コナン」の高木×服部本なんてキスで終わらせている。男同士で恋愛モノですよ、というサインのためにつけておいただけだ。

きちんと計算していないが、ネコハラ本も50%を切っていると思う。淫語表現も使っていないし、エロに関係ないトーク多いしで、18禁にする必要があるのか、15禁で充分な気がして、入稿前夜に揺れていた。最終的には、朝方に♂*シーンの挿絵を追加したので、それを決め手に18禁とした。

それでもしばらくエロを期待して買ってくれるお客さんに申し訳なく、15禁にすればよかったとぐじぐじ悩んでいた。

しかし、15禁指定にされているほかの作家さんの同人誌を読んで、ああ、やっぱりウチの本は18禁だわ、と思い直した。淫語を使ってなくても、表現をぼかしているわけじゃない。ページ数は少なくてもエロシーンはしっかりエロシーンであった。

エロ%というのはどちらかというとサービスの部類で、R指定の基準そのものではないということである。♂*シーンに至らなくとも、作者がエロを意図して表現したら18禁とする。こう決めてしまえばギリギリまで悩むこともあるまい。

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2008年1月 4日 (金)

原稿の形式

松の内が明けるのも待たずに昨年の話をするとチャンスの神様に逃げられそう。冬コミの新刊は黒と影社初のフルデジタル入稿でしたので、その辺の話を。

いまだから言うが…もうだれもビックリしないだろうけど…入稿前日の12月22日、メンバーのお誕生日会から帰ってきた時点で、挿絵はトレス前の下絵しか仕上がっていなかった。元々「電脳コイル」の世界は髪の毛をオールベタにすると強すぎる感じがして、エンピツで主線をトレスしてグレーのコピックで色付けする予定だったから、進捗状況としてはぢごく1丁目ぐらいではあった。(結局朝方に新たに1枚描いたから、ぢごくの最涯てを見…)

ただ、この形式で入稿するなら必ずデジタルデータに処理しなければならない。もしくは別料金を払って取り込んでもらうか。

テキスト原稿と絵の原稿が混在する場合、原稿のファイル形式をどう整えるのかは、ちょっと面倒な課題ではある。

テキストデータはワープロソフトの方が処理が簡単で、それをpdf形式に変換するのがいちばん形が崩れない。(原稿をそのまま写真に焼き付ける感じ)photoshopでひながたを作ってそこに1P分量のテキストをPごとに貼りつけることもできるが、私が使っているのが汎用のせいか、禁則処理(、。などが行頭に行かないように自動調整する機能)が思うように働いてくれないし、カット&ペーストの過程で、PとPの間の文字が落ちてしまう可能性がある。

対して、絵の場合はスキャナーで取り込んでphotoshopで処理するのだからeps形式が楽である。

6hp

20hp

(←この2枚はトビラの裏。これはテキスト量が少ないのでphotoshopで処理できるのだが…)

本文中に形式の異なるデータがあるのは、あまり歓迎されない。問い合わせてみると、整えてくれる方が望ましいとの回答。

となると、数が多い方のデータ形式に整えるのが常道で、挿絵もeps形式からpdf形式に変換した。けれども最後の仕上げで間違えちゃって。挿絵は某印刷所のテンプレートを使って同人誌用原稿サイズ(215㎜×314㎜)に、テキストデータはB5サイズ(182㎜×257㎜)にしてしまい…。ギリだし、もう受けてくれないかと思いながらローカル線を乗り継いで行ったのだった。

でも、ちゃんと出来上がっていた。ありがとうございます。

直接入稿したついでに、今後のことを2、3質問してきた。

  • eps形式からpdf形式に変換しても画像の劣化は全くないそうだ。
  • 原稿の大きさは、B5仕上がりならば、挿絵原稿の塗り足し(断ち切り)分上下3ミリを加えた(186㎜×263㎜)に設定すれば、P1枚をpdfデータ1枚として別々に抽出してなくても、挿絵をテキストデータの間に挿入していい。1つのファイルの中に、P5(文①)→P6(文②)→P7(絵①・挿入)→P8(文③)…と一繋がりになる形式である。むしろこの形式の方がページ割を間違えないから、より歓迎されるとのこと。

さらにプラスアルファ。この印刷所でうれしいのは、ノンブルが隠しノンブルでもいいこと。早刷りしてくれるところは、全Pのノンブルを必ず断ち切り内に打つように指定されることが多いが、中表紙やトビラにノンブルが入るのあまり好きではなくて…。

絵草子みたいな本もこれからは可能になりそうだ。

最後に、今回お願いした印刷所。みかんの樹というところ。対応もしっかりしていたし、刷り上りも満足。

http://www.mikan-no-ki.com/index.html

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2007年12月14日 (金)

ことばの表記

内容はアニメ設定に従ったが、文章の表記は小説版に近づけようと、主要語彙を書き出してみた。

Photo せめて品詞ごとに紙を変えるべきであった。どこに何が書いてあるんだか。まあ、手書きするとだいぶ頭に入るから、まったく無意味ではない。

少年向け作品のわりに電脳関係の用語で漢字表記が多い分、動詞や副詞はひらがな表記だろうとは思っていたが、一般名詞もひらがなが多い。

よく使うところでは「ひと」「こころ」「ことば」「いま」「もの」。でも「大きい」「下がる」が漢字で「ちいさい」「あがる」がひらがななのはなんでなんだ?「あした」は漢字にすると「あす」と区別がつかないからか。

難しい「嘘」「噂」あたりはルビつき。うっとおしいのでルビは省略。わたしの読者さんは「おとな」だもの。

その表記にしたがって先般の文章を直すとこうなる。

「君は嘘をつくのがとてもじょうずだね」

「え?」

 そんなことを言われたのははじめてだった。

 学校の先生も、親も、ぼくのことをおとなしくて素直な子だと思っている。

 クラスの子からも嘘つきといわれたことはない。

 オバちゃんにだって、ワケがあるときだけへたな嘘をつく子だと思わせているのに。

「君はいままで友だちにいじめられたことも、友だちをいじめたこともないだろう?」

「はい」

 悪いことじゃないから正直にうなずいた。心霊写真ていうあだ名はつけられているけれども、いじわるをされたことはない。

「その代わり、だれかがいじめられていてもたすけたこともない、ちがうかい?」

「なっ」

 なぜこのひとは知っている?

「ぼくがなにかしているところを見たんですか?」

 いけない。こんな聞きかたをしたらほんとうのぼくは嘘つきなんですと言っているのと同じだ。

「べつに。ただ君を見ていたら、なんとなく。僕にはわかるんだよ」

厳密に表記すると「僕」は出てこないが、二人が「ぼく」だと混乱するので、猫目→「僕」 ハラケン→「ぼく」に統一。

コナンのときにも最初にやって、結局だんだん自分の表記に改めていってしまったのだが。

真面目にやると1日潰れる。結局やりきれなくて不統一が毎度残って悔しい思いをしている。読めりゃあどうでもいいと思うかい?

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2007年12月 8日 (土)

サボり妄想

サボり妄想ほど楽しいものはない。でも、その妄想を具体化しようとすると苦しくなる。
で、新たに妄想。妄想スパイラルは止まらない。

現在のサボり妄想。

葵は帰省、薫の単独任務に皆本同行で、賢木に預けられた紫穂(この設定だけでかなりおかしい)。二人でいると険悪になるばかりで、老舗アンティークショップでのサイコメトリー勝負に発展する。いわくつきの品物に触れてはストレスを発散させる紫穂だったが、新しくて生々しい殺意が強烈に残った古物を見つけてしまい、その品物を売った家を訪ねてみる……

前半絶チルで、後半コナンみたいな。つうか、サイコメトラー映児?

ホントに書いたら面倒なことこの上ない。レベル7と6がいたら犯人即バレだって。それを回避するためにいろいろ障害作って、回り道させて。あー無理無理。超能力ミステリーってご都合主義になるからあ。

戻ろう。

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2007年12月 1日 (土)

同人屋なんてみんな、勝手にぐだぐだして、勝手に本出してるんだよ。

 江川ラン子のぐだぐだ担当に勝手に指名されているばぁびぃさんの言。名言。

 ぐだぐだしておりますよ。はい。悪癖出ておりますよ、はい。

「キミはウソをつくのがとても上手だね」

「え?」

 そんなことをいわれたのは初めてだった。

 学校の先生も、親も、ぼくのことを大人しくて素直な子だと思っている。

 クラスの子からもウソツキといわれたことはない。

 オバチャンにだって、ワケがあるときだけ下手なウソをつく子だと思わせているのに。

「キミはいままで友だちにいじめられたことも、友だちをいじめたこともないだろう?」

「はい」

 悪いことじゃないから正直にうなずいた。心霊写真ていうあだ名はつけられているけれども、いじわるをされたことはない。

「その代わり、だれかがいじめられていても助けたこともない、違うかい?」

「なっ」

 なぜこの人は知っている?

「ぼくがなにかしているところを見たんですか?」

 いけない。こんな聞き方をしたら本当のぼくはウソツキなんですといっているのと同じだ。

「別に。ただキミを見ていたら、なんとなく。僕にはわかるんだよ」

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2007年11月27日 (火)

新画材お試し

Gelmarakerkita 画材屋のレジエンドにあったので衝動買い。

http://www.pilot.co.jp/products/pen/art_pen/gel_marker/index.html

クレヨンみたいな描き味のマーカー。描いてる感覚はクレヨンそのもの。乾くとぺたぺたしなくて、濃い目塗ったパステルみたいな手触りになる。

ただ、直径が8ミリぐらいあって、芯がものすごく柔らかいから、細い線を狙ったところに入れるのは至難の業。細かい絵には向かない。

色鉛筆とか、パステル彩色より自分の絵柄に合うかと思ったけど、キャラ塗りには難しいか。

ノーマルカラーは全色(18色)買っちゃったんだけどなあ。

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2007年10月20日 (土)

ぷち改訂します

 10月は最初の数日くたばっていたので、過ぎるのがとても早く感じます。

 実は「高木渉危機一髪!」の初刷りはイベントで完売しています。ちょっとしか刷らなかったのと、裁断失敗で頒布部数がさらに減ったからです。完成報告の前宣伝ができなかったわりにはがんばったのかも知れません。

 刷り増しのため「高木渉危機一髪!」のファイルのプロパティを見たら、最終更新日時が2007/9/30 8:12になっていて再びくらくらしました。それにしても、142KBて…。400字90枚以上書いてます。本文の枚数としては「琥珀色の秘密」とあまり変わりません。結局ダイイングメッセージを解き明かすという一点に絞り切れなかったわけで、30分で解決させるというのはなかなかどうして難しいものです。

 長文化した理由はともかくとして、今年は印刷を依頼した本よりコピー本の方がテキスト数が多いという異常事態が続いており、己の管理能力のなさを痛感しています。

 本来事前に済ませておくべき振替口座開設が書類不備やらでのびのびになったので、よっぽどオンデマンド印刷にかけてしまおうかと考えていました。なにぶん、袋とじでは普通のホチキスが通りません。業務用で綴じるにしてもA5版のコピー本の束が8ミリあるというのはいかがなものか。最も問題なのは、枚数が多いと送料が無駄にかさむという点です。

 しかし、今後の売れ行きを鑑みると印刷にかけるとまた在庫を抱えることになることは明白で、両面コピーにすることにしました。

 それで、版組みを直すついでに、誤字は直し、目次を追加・あとがきは打ち直すことにしました。プラスほんの二言三言、おっちゃんの推理ショーが増えます。そこがなくても推理そのものは崩れないのですが、ディレクターズカットということで。イベントでお買いあげいただいた方への差分として、カラー口絵は割愛します。

 すでに初刷りをお持ちの方で、改訂版をご希望の場合、当社がコミケに受かっていれば交換措置を取りたいと思います。

 よろしくご理解ください。

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2007年10月 2日 (火)

ごめんなさいの嵐です

 テレビだら見する元気があるならレポ出せって話です。始末書みたいなMM9レポです。

 新刊は出てました。

 「高木渉危機一髪!」 コピー刷 A5版 42P モノクロ表紙 カラー口絵付 ミステリー小説

 コピー本になったので「宝石の名前」シリーズには加えませんでしたが、内容はいつものフェイク・ミステリーです。登場人物は、コナン・灰原・小五郎、警視庁から高木・白鳥・目暮、その他事件関係者がオリジナル。被害者の残したダイイングメッセージから高木に殺人の嫌疑がかけられてしまう話です。

  • 脱稿したのは当日朝の8時でした。あまりのことにBBSに報告することすら怖かったです。前半の矛盾する場面を書き直したり、補足したり、最後の晩で10Pぐらいは書いた気が…よく憶えてません。ギリ記録更新でごめんなさい。
  • 表紙は10分で作りました。カラー口絵は高木渉氏誕生日の絵の流用です。描き下ろし絵なくてごめんなさい。
  • あとがきが手書きです。行きの特急の中で書きました。汚くてごめんなさい。
  • 目次ありません。ごめんなさい。
  • 袋とじにしたらホチキスの針が通りませんでした。42Pで表紙の紙を厚くすれば予想できそうなものです。袋詰めでお渡ししました。綴じてなくてごめんなさい。
  • 落丁本混じってしまいました。これはもう、本当にごめんなさい。ご連絡いただければいつでも、どこかのイベントででも、完本とお取替えいたします。どうかご連絡くださいませ。

ごめんなさいばっかりでごめんなさい。

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2007年9月10日 (月)

せめてものお詫びに…

 今日は工藤の日だそうです。ついさっき、某日記を見て初めて気づきました。薄情です。

 結局10年後の新一の話は予告どおりにお届けできないので、設定が確定している部分だけでも…。サワリだけ見せる方がヒドイのかしらん。重ね重ねすみません。

 

 角を曲がって、自宅が見えると肩の力が抜けた。

「お疲れ、工藤君」

「そっちこそ。疲れてるのに送ってもらっちゃってすみませんでした」

 ほとんどGを感じさせずにブレーキを踏んだドライバーに礼を返して、助手席の工藤新一はシートベルトを外した。

「着替えを取りに帰るついでがあったから」

「なんて、ホントは奥さんとお子さんの顔が見たいんでしょ?」

「おいおい…。そんな理由で帰ったら逆に追い返されちゃうよ」

「怖いなあ、美和子夫人は」

「キミのところだってそうじゃないのかい?」

「どうですかね?事件が解決するまで帰ってこないことは諦めているみたいですよ」

「お互い因果な仕事だね。でも、今度の事件は工藤君が証拠を揃えてくれたお蔭で、取調べは部下に任せても大丈夫になった」

「任せるならオレを送る方を任せればいいのに」

「彼らにも経験を積ませないと」

「そうでした、高木警部補。早くあなたの後続を育てないと」

「はは。工藤君に呼ばれると照れるね」

 頭を掻いて相好を崩すと、そこには相変わらずのお人好しの顔があった。階級が上ってもなお失わずにいられる本質に触れて、事件から引きずっていた殺伐とした気分が解れた。

新一は膝の上に畳んであったコートを持ち、ドアに手をかけた。

「では、白鳥係長にもよろしく」

「…伝えるだけは伝えるよ」

 彫りの深くなった頬骨の下に浮かべた苦笑と、ニカッと白い歯を覗かせた笑顔とをぶつけ合って、別れの挨拶に代えた。

 どうせまた、どこかの現場で出会うのだ。

    (中略。ちょっと長ったらしい情景描写が)

50時間ぶりに我が家の敷居をまたいだ主人を迎えたのは、残念ながらうら若き妻と幼子ではなかった。

「お帰りなさい、工藤さん」

「光彦?えーと…今日は…」

 なんでこんな早い時間にいるんだ?とまでは言わせずに、帝丹高校の制服のシンボルであるピーコックブルーのネクタイをきっちりと締めた少年、円谷光彦はここにいる理由を語った。

「今日は木曜ですけど、定期試験の最終日です。別にサボったりしてませんよ」

「ああ、さすがに行きっぱなしでいると日にちと曜日の感覚がなくなっちまってよ」

 学校のスケジュールが日常の感覚から抜け落ちてしまうのも、大人になった証だろうか。

「ところで、蘭と優一郎は?」

「蘭さんなら、優一郎君を連れて買い物に出ています。僕が来たので、留守番を代わりました。蘭さん、張り切ってましたよ」

「ん…」

 内心の嬉しさを噛み殺してあいまいにうなずいた。蘭の手料理が食べられるのも50時間ぶりだ。

「なら、いまのうちに仮眠しておくよ。…超緊急の依頼なんて入ってねーよな?」

「…Aクラスはいまのところ…。工藤さんが出かけていた間に来た依頼はクラスごとに分類してデスクに置いてあります」

「OK。じゃ、とりあえず寝るわ」

「僕はファイルの整理をしています」

「わあった。もしオレが寝てても区切りがついたら帰っていいぞ」

「わかりました」

 細面にそばかすを残した少年は、事務所にあてがっている東側の部屋へと戻っていった。

 オレはあの制服を着ている時間が普通よりは短かったんだな。

 母校の制服がすっかり馴染んだ後姿に、かつての己の姿を重ねてみた。

 あれから、10年か。

 自分とていまだ27歳、過去を懐かしむより未来に真向かう年齢だ。しかし、小学生から高校生へと成長した少年の存在は、明確に歳月の流れを感じさせる。

 まさか、光彦が事務所に来るとはね…。

 10年前の特異な経験による出会いがなければ、光彦の探偵への興味もごっご遊びの域を出なかったのかも知れない。あるいは、別の未来では高校生までをもやり直してこの少年と机を並べていたのかも知れなかった。

 ――10年前、もう一度子どもの姿に戻る薬を飲まされたりしなければ―

 

 17歳の光彦と27歳の新一と30代後半(36、7?)の高木って別の意味でいけるんじゃね?とかちろっと思ったのはナイショです。

 高木の階級に「補」を外すかどうか迷うところです。由美姐さんが「一生警部補止まり」ってぼやいてましたから…。

 新一と蘭の息子の名の候補に当然「コナン」はありました。「工藤コナン」では語呂が良くないので、優作の「優」、新一の「一」、小五郎の「郎」を取って蘭が名づけたという設定にしてあります。

 やっぱり出す方がヒドイか…。

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2007年9月 9日 (日)

「瑠璃の彼方」は頒布を延期いたします

 コナンオンリーMM9にて頒布予定でした「瑠璃の彼方」は、上梓の見込が立ちません。わたしにしては早い時期に結論を出しましたが、がんばってどうにかなる範疇にはありません。まことに申しわけありませんが、延期いたします。

 大々的に予告ペーパーを作っておいてこの有様で、忸怩たる思いでいっぱいであります。

  理由の大半はBBSでぼやいていたことです。トリックがどうしても組み立てられなかったことが第一でした。ぐだぐだとピースの揃わないパズルをいじくリ続けずに、とっとと捨てるべきであったのでしょうが、後の祭りです。

 仕事ではないのですが、9月の後半にどうしても時間を取られるできごとが突発的に起こりまして…。これにもかなり気持ちを奪われてしまいました。

 理由はどうあれ、実行できないことには変わりなく、申し訳ありません。

 書けたところまでで配布することも考えなくはないですが、完本の形では不可能です。

 新しく持っていくものが何もないのもさびしいので、できる範囲で何かは作ります。

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2007年8月11日 (土)

黒と影社の売り物

 新刊のおまけカードを作っていて、特殊紙を買ってきたりデザインをいじってみたりで、手前味噌ながら、ただの絵が別の作品に生まれ変わったようでグッズを作る楽しさがわかった気がした。

 印刷精度が最高に良いプリンターに買い換えたわけではないが、近隣のコンビニのカラーコピーよりも、当然6年前に買ったプリンターよりも、断然綺麗に仕上がる。定期が切れた夏休み中にキンコーズに行くのも交通費と往復時間がかさむので、大いに助かった。ふだんはテキストの黒字印刷ばかり、写真プリントも滅多にしないので、カラープリンターにしてみればようやく面目躍如というところか。

 調子に乗って収録しなかった「Chocolate Holic」をバレンタイン時のトップ絵と合わせて見開きカードの試作品を作ってみたり、自由になる時間がいつもより多いものだから止まらなくなりそうになった。

 しかし、黒と影社の売り物はあくまで「お話」。

 装丁を遊んだりするのは本体の化粧、ペーパーの類も付録、中核はあくまで完結させた「お話」で、「お話」に関わらないグッズは作らない。ある種強情だが、自分の気持ちをぶれさせないための決め事である。

 絵すら棄ててしまおうかと思う時もある。ただ、絵は「お話」の内容紹介の役割があるので、そのバランスが常に悩ましい。余裕を持って進めないからいけないんだが。

 いま一度、肝に銘じておこう。

 黒と影社の売り物は「お話」。

 新ネタ早く練らなければ。

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2007年8月 9日 (木)

デザイン変え

たった1日で元のデザインに戻しました。

背景色と文字色だけですが、このデザインは自分でカスタマイズしたものなので「江川テンプレート」というオリジナル名がついています。えらそうだな。なんて、データを保存しておくための命名に過ぎません。

ちょっと腑抜けてきました。昨日シャカリキで洗濯アンド片づけしたのがいけなかったのかしら。家のことには持久力なさ過ぎです。

とはいえ、搬入〆切近いので、今後の活動のお知らせなどペーパーにしたためようとPCいじってました。扉絵を追加できなかった分、たまにはカラーのカードでも添えようかと、「白い花を買う日」公開時にトップに使用していた絵を元にデザインしてみました。Omakehpjpg

このところ少しだけフォトショップの扱い方がわかってきたので、半分は練習です。(習作配るのか、失礼な!)おまけなので許してください。

新刊に添えます。つまりは情報ペーパーできてないってことですね。

あすなろ、あすなろ。

追記:明美お姉さんが「輪っかビデオ」の貞○みたいだ…。鏡に映るシーンの。

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2007年8月 8日 (水)

漫画を描くって大変だわ…

今月入ってから初めての更新。もう1週間以上経っているではないですか。ちょっと気分を新たにしたかったので、デザインを変えてみました。しばらくしたら戻ります。

入稿〆切を2日から8日に延ばしたのに、1日仕事、2日ダウン、3日仕事、4日花火大会、5日ダウンで、実質作業できたのは6日から7日にかけてで、時間数はほとんど変わりませんでした。仕事と花火大会は見込み済みだったとはいえ、丸々2日も体調不良で使えなくなるとは思いもよりませんでした。

そんなこんなで、余裕があったら描き足そうとしていた扉絵は描けませんで、絵が入るのは書き下ろしの漫画のみとなりました。あな、情けなや…。しかし、ページが少ないので絵挿入率は過去最高です。

トーン作業に手間取って、漫画は3時過ぎぐらいまで手を入れていました。そこから小説部分の印刷をしようとしたら、ワードが不調、台割で「時そば」発覚、とまあ、最後の数時間でトラブル続出。

広島の印刷所に発送するので、前日の夜7時に出る最終便に乗せないといけませんでした。おおわらわでサテライトセンターまで走っていくと、ちょうどのその最終便をトラックに積みこみ作業をしているところで、ちょっと待ってもらって乗せてもらいました。この便、本当は時間厳守なんです、ごめんなさい。というかありがとうございました。

で、完成原稿を取りこむ時間もなく…サンプルページが出せなくてこちらもごめんなさい。

ペン入れから先はかなりがんばりました。ただ、コンテ時点での構成はどうだったのかなと首を傾げないでもないです。どうも投稿サイズの原稿用紙の感覚で描きこんでしまうので、組みようによっては8Pあっても良かったのかも知れません。コンテはやはり下書き前に練りこまないと後でエライ目に遭います。

 ネームを後決めにしたのは正解だったと思っています。ぼんやりとしたイメージから言葉を選ぶ時間が欲しかったのと、絵を描いてみて、表情やらコマの大きさやらで絞りこんでいく方が、絵と言葉とがかっちり組み合うからです。「この時の人物の気持ちを○○字以内で記せ」という類の問題はけっこう得意なのですよ。

本来はその両方を下書き前に仕上げていなければならないわけで、漫画というのは本作業とその練りこみと両方が大変ですねえ。

6Pの漫画に5日もかかるとは…。

今回の教訓として、絵作業は見こみより早まることは決してないと改めて思い知ったしだいです。

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2007年7月28日 (土)

新刊内容&書き下ろし部分

Haibaramanga メインはWEB小説の再録です。

お菓子→クリスマス・プディングの挑戦(原題・ポアロなクリスマス)

花→白い花を買う日

携帯→書き下ろしで、この漫画です。6Pほど。間に合わなかったらタイトルと一致しなくなって大恥です。

現在人物の下書きがほぼ終わったところです。

ペン入れ前にネーム(台詞)入れきゃ。おいおいおい。そりゃ順番が逆ってモンだぜ?

ネーム、半分ぐらいは埋まっているのですが、どうもワープロに向かわないと言葉が決まらないクセができてしまっていて、絵を描いてからそれに合わせて作ればいいやと、ごくざっくりコマのアタリだけをラフに起こして即下書き作業に入りました。

そしたら1P目から早速1コマ翌Pにずれこんで…。2、3P目までところてん式に押し出されてコンテと違うコマ構成に。3Pに何を描くか考えつかなかった捨てコマがあって、そこで帳尻が合ったと思ったら、4P目でコンテの予定を追い越し、5P目はコンテ無視、よくそれで収まったなと思う最終6P目です。

漫画家さんが見たら噴飯ものの製作過程です。

普通はこの下書きのことをコンテと言うんじゃないかしら?

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2007年7月21日 (土)

お手製トレス台

 本人のつもりとしては文章がメイン、絵はサブなので、画材にあまりお金をかけるのはよそうとサークル立ち上げの時に決めていました。あるもので済ませられるものはそれで済まそうということです。

Photo_1

  手近な材料で作った?トレス台。

家の工事に使った余りを大工さんに切ってもらった材木を台にして、扉付き本棚のガラス板を乗せ、家にあった丸型スタンドの笠を取った電球を下に置いた簡易式トレス台。

アンティーク家具だから上の方が飾り窓の形に切れていて…。でもA4対応でしてよ?

白熱灯がすぐ熱くなるのでぐずぐずしていると紙が焼けちゃったりとか、ガラスが硬すぎて数枚描くと手が痛くなったり肩がぱんぱんになったりしますけど、いいんです、これで。

Photo_2

分解が簡単なのですぐに片付けられて、場所をとらないし、一回で描くのがせいぜい多くても5、6枚ですからね。

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2007年6月24日 (日)

ねこ娘なら

Nekomusu

なんら迷うところはないんだよね。等身もドールズと同じでいいし。(それしか描けない)

全身も練習せな…。

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2007年6月20日 (水)

五里霧中

さて、泣きに泣いたねずみ男編。

Nezu1Nezu2 左、まずは鬼太郎と同様、元デザインから顔のバランスを頭巾なしで。

口以外は上半分に集中してるのか。

右、全身。

肩と首の線がどうなっているのかサッパリ。

おやじ殿とスタイルに差はなさそうだ。

等身はどうせ伸びちゃうけど。

こんなものを600dpiでスキャンする意味がどこに?

改変にとりかかろうとするも…。

も…。

Nezu3どう手をつけて良いか皆目見当がつかず、とりあえず高木を描いてしまう。

びっくり顔なら移植できるかと思ったが単に別人。

構成要素は元太の方が近いんだな…やっぱり…。

以後、普段描いている成人男性のバランスに起こしてみたりと実のない試行錯誤が続く…。

Nezu4どんどん似なくなる。だれだよ、この三下ヤンキーは…。

アンパンとかカエルを美形化しているサークルさんの絵を参照してみたりもした。しかし、あれは持ち絵が美形だからできるのであって…。逆に人間らしい痕跡が残っていない方がやりやすいわけで…。半妖にはいささか…。

や、根本的な問題はそこではないのか…。

で…、Nezu5江川の画力では、少女漫画チック(とも違う)にするのはこれが限界だった。

それにしたって若すぎるだろう。

ただでさえ、5期はまだ歴代に比べて青いのに…。これじゃあ鬼太郎生まれてないべ?

右下はヤケになって描いた。

とどのつまりのサークルカット。

Nezukita_edited2_1 もう何も訊かないでください…。

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2007年6月12日 (火)

悪戦苦闘中

新ジャンルに参加して何が大変て、絵です。キャラです。基礎画力ないからめちゃめちゃ苦労します。サークルカットを描くのがめんどうで申込を日延べしているぐらいです。もう締め切り近いですぜ?

さすがに今回はBLが入るからちょっと変えてみようかと思ったりしちゃったのでドツボです。

Kita1 最初は元デザインを見ながら…。

なのに、どの世代の鬼太郎とも似てねえ…。

Kita2

次にちょっと瞳を大きくして。

健全同人誌ならこれでいいようには思われるが…。

BLにはちと萌えが足りぬような。

Kita3_1 というわけで、萌えっぽく。

…したはずなのに、なぜか昭和オーラが倍増。

この子わたしの文章と合ってなくね?

Kita4 ちょっと戻してみた。

いかにも江川が描くショタっ子ぽく慣れてはきたが…。

妖怪退治なんてできなさそうだ…。

すぐに騙されそうだよ。憎まれ口叩いたりしなさそうだよ。

Kita5

結局、これぐらいかなあ。

このイメージを維持できるかはまた別なんだよなあ。

いまにして思うと4月1日のアレはでんでん鬼太郎じゃないですな。保存されてる方は門外不出でひとつ。

ねずみ男はどうすればよいのやら。

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2007年6月10日 (日)

中途原稿晒し

これも恒例化させると悪癖になりそう。

「不逢桜」のプロローグシーン。

 ――狂い咲きだ―

 枯野にたった一本佇立する桜の古木に、鬼太郎は慄然と立ち尽くした。

この状態をほかにどう表現しろというのだ?

いまを盛りと咲き乱れた花々は細い梢の先までも五弁の花びらでびっしりと覆い、太い枝の輪郭すら霞ませている。気紛れに吹く風に桜雲はますます朦朧として、視界が薄紅色にぼやける。花弁を舞い散らし、なおいっそう咲き誇るがごとき桜花は、赤子の爪のように淡く柔らかい色彩でありながら、遊女の濡れた唇のように艶めいていて見る者を惹きつける。

桜が醸す禍々しいまでの妖美さに、鬼太郎は天辺の髪の毛一筋だけではなく、全身が総毛立っている。

これは強敵だ。

知らず、地面に喰いこむほどに下駄を踏みしめていた。

この後に泉谷しげるが「ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲェ~」と歌いだすイメージで。Aパート分ぐらいは真面目に妖怪退治譚が展開するのかと思わせて、BパートからBL路線に脱線。現在行き先不明の幽霊電車に乗車中。

エロシーンに入るとどうにもペースが落ちてしようがない。向いてないのか、エロ作品。

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2007年6月 9日 (土)

浮気しました、ごめんなさい

 このところ日曜朝が楽しみで仕方ない江川です。紺色の折衿学生服を落札してしまった江川です。葛城ミサトコスのために2年かけて伸ばした髪を切ってしまおうかと真剣に悩んでいる江川です。女性向け同人誌通販サイトを巡ってジャンル検索をかけまくった江川です。

 どうせなら昭和の言葉で告白します。

 鬼太郎に転びました。いえ、書きました。正確には書いている途中です。

 次はコナン本、もしくはオリジナルと思われていた方、ごめんなさい。コナン本もオリジナルも放り出したわけではないんです。脳内でまとめ作業は進めてはいましたし、鬼太郎ネタは出すかどうかも決めずに遊びのつもりで始めて、5月中でさっくり終わらせる予定が…あうあうあー。遊びのつもりって浮気した人間の常套句ですわね。

 内容は4月1日に書いた「不逢桜」の改稿です。(このところ完全新作を書いていないのではなかろうか。)BLです。鼠×鬼です。「Step Lover Kiss」より描写もステップアップしています。

 初めは純和装丁、オール手彩色のお遊びコピー本のつもりでしたが、枚数が収まりません。5月中に書き終わるつもりがもう6月上旬も過ぎようとしてるじゃありませんか。

 夏コミでは、コナンスペースで委託していただける先がありまして、できればコナン本の新作を置いてもらいたくもあり、現作品の頒布・イベント参加予定も含めて検討中です。

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2007年6月 4日 (月)

1%の白 番外

と偉そうにタイトル銘打つほどの内容はないですね。ほとんど落書きに近いです。

4月末に出してとっとと頒布終了させちゃった「1%の白」は、長編化しそうだったので、三者三様一章ずつでオムニバス、という構想もあったのです。登場人物の心理の動きがわからなくなると別の人の視点で書いてみることは時折やっていた作業で、仕事帰りにPHSにちまちま打ちこんでいたテキストに加筆したものです。

画面が小さいし、疲れて書いているし、で文章が煮つまり気味ですな。わりあい江川本人の思考回路そのままに綴っています。練りこみ、整理なしだと地を這うようなネガティヴさが出てしまうという見本です。

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2007年5月23日 (水)

質問募集です

 コナン世界を借りたミステリーを書いているせいか、よくこのお話はどうやって作りましたか?という類のご質問をいただきます。みなさんミステリーという作品の性質をご理解くださっているので、大体がメールでして、その都度なるべく誠意を持ってお答えしています。

 まだ読んでいらっしゃらない方のことを考えると制作過程をサイトにて明らかにすることは憚られますし、進行中の作品はいったん完成させるまではコーラにも一切相談せずに書いています。

 しかし今月で活動内容も方向転換いたしまして、おそらくコナンネタで長編ミステリーを書くことはないだろうと思います。脳内にストックしてある短編が、書いてみたら存外長くなってしまったということはあるかも知れませんが。

 そうした事情に伴って、次回配本予定のコナン本で、WEB再録+書き下ろし短編に加えて、過去のミステリー作品の設定メモを公開しようと考えています。もう既刊2冊はほぼ完売に近い(のに切れないのよ…)ですし、そういう雑駁本を作ってみたいという願望がありましたので。

 ミステリーだけではなく、その他作品につきましても、裏設定などをつづってみるつもりです。

 そんなわけで、もしこの話のココが知りたい!という点がございましたらお気軽にお寄せください。返信か、その本かのいずれかで必ずお答えします。

 多少でもお話の組み立ての過程がみなさんの参考になればと存じます。また、内容の充実にご助力いただければ幸甚です。

 よろしくお願い申しあげます。

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2007年5月 7日 (月)

江川ラン子の永い1日 あるいはムチャ振り進行コピー本制作記録

綱渡りというより玉乗り曲芸状態で頒布にこぎつけたコピー本「美しき蒼きドール」の軌跡をメインに。

  • 2日まで:仕上がっていたのは人物のみ彩色済の表紙絵のスキャニング、探偵蒼星石のラフ絵4枚、「銀月蒼空」の扉ラフ1枚、テキスト1P弱分。台割全く未定。
  • 3日8:00AM 朝食ほか済ませてからラフ絵のトレス。探偵4枚終了。
  • 3日12:00PM 委託先のスーパーコミックシティへ赴く。目当ての本はだいたいゲット。差し入れまでいただいた。
  • 3日16:10PM 売れ残りを引き取って帰宅。水銀燈絵のトレス後、コンビニでコピー。
  • 3日18:00PM 探偵絵のうち描きこみの多い2枚をカラー彩色することに決めてしまう。(中カラーのつもりながらページ割は全く見えない)
  • 3日21:00PM 夕飯適当に。残りのモノクロ絵3枚、コピック彩色。
  • 4日12:30AM 「銀月蒼空」テキスト部分、冒頭に続けて執筆。
  • 4日3:30AM 「銀月蒼空」脱稿、全5ページ。
  • 4日3:45AM 台割してみる。カラーぺ-ジ2、テキスト5、扉1、その他絵2ページ。両面刷りなら必ず4の倍数でなければいけないわけで…。目次ほかのページを繰り合わせても白が出てしまう。
  • 4日4:00AM ページ合わせのために「抜け抜けと…」を新たに書き始める。
  • 4日6:10AM 「抜け抜けと…」脱稿。全4ページ。
  • 4日6:20AM 再び台割。「抜け抜けと…」を前後編に割り、モノクロ絵をそれぞれ扉にすることでやっと組みが整う。カラー絵は中表紙と裏表紙見返しに移行。
  • 4日6:30AM あとがき。ほか奥付目次など。
  • 4日7:00AM 絵原稿に直接文字印刷。失敗したらアウトだった。
  • 4日7:20AM 両面コピー用に原稿を組む。
  • 4日7:40AM 朝食、シャワー、歯磨き、外出準備。
  • 4日8:20AM 出発すれど、おつりを忘れて戻る。特急逃す。
  • 4日9:30AM 京橋キンコーズ着。モノクロコピー機1台故障にて順番待ち。とりあえずカラーコピーから。
  • 4日9:45AM まだモノクロコピーの順番来ず。出力が間に合わなければやめようと思っていた表紙データのレイアウトをレンタルPCで行う。裏表紙、この時点まで白紙だった。
  • 4日10:05AM モノクロコピー開始。原稿組みを何度か間違える。
  • 4日10:15AM あるページにクリップが印刷されていることに気づくがすでにソート組み出力が半分以上進んでいてあきらめる。
  • 4日10:25AM 製本終わらぬまま、キンコーズを出てタクシーを拾う。間に合わないだろうことを覚悟した。
  • 4日10:40AM 会場入り。締め切り5分前…。ロクロク挨拶もせんと知り合いにホチキス(忘れたの…)を借りる。
  • 4日11:00AM 一般入場。見本誌提出も済ませ、B5フルカラー口絵付、新作短編2本収録20ページ本は並んだ。
  • 4日13:00PM 「暗号」のミスプリを指摘される。画竜点睛、あな悔し。
  • 4日14:00PM 撤収開始。
  • 4日14:50PM 新橋駅着。軽い食事をする店を探す。
  • 4日15:00PM 愛媛・香川物産のアンテナショップを見つけて狂喜。さぬきうどんを食べて、タルトグッズを買い漁る。(仮眠はどうした?)
  • 4日16:00PM 仮眠できそうな漫画喫茶が見当たらず、プロントヘ。
  • 4日17:00PM 打ち上げ、秋田料理の店「なまはげ」。なまはげショーを見る。
  • 4日21:00PM 解散。
  • 4日22:10PM 帰宅。チワワサービス少々。
  • 4日23:50PM 就寝。

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2007年4月21日 (土)

長々放置すみません

えーかなりいろいろ詰まってまして…。向こう1週間ローゼン新刊に手がつきません。

ダイジョブかいな…。

せめてコナン新刊の挿絵カットでも、と思ったら取り込み忘れてるし、トレス前のラフ原画は線が汚すぎてとてもお見せできる代物ではございませんです。露出度の高い絵しかないので載せていいのかどうかもためらわれ…。(期待してはいかんのですよ、それでも)

今回、ペン入れまでした原稿を見切り発車で1枚没にして、絵作業をやり尽くせなかったことが悔しくもあります。挿絵率としては、本体40Pで挿絵3枚、中表紙と普通なのですが、もし描けていたら1枚を扉に回して計5枚になったはずでした。イレギュラーの1枚だったから組みの関係上入れてもバランスが悪かったんですがね。

表紙に2日かかる人間が2日で5枚も描けるわきゃねーだろ…。

シャツ姿のジンとシェリーの絡みは果てしなく白くていっそ誌名を変えようかと思ったですよ。

久しぶりなのに愚痴っぽくてすみません。

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2007年4月 2日 (月)

「不逢桜(あわずざくら)」あとがきの方が長くね?

 桜の木の下で逢瀬の約束を交わした恋人を待っていた女が野盗に無惨に殺され、その血を吸った桜が変化した妖怪。不逢桜の花は女の悲恋を嘆く想いによって咲いていて、花粉や香りに触れた人間の恋心を刺激する。

 こういう伝承はありません。そんな妖怪もいないと思います。詳らかに調べてはいませんが、たぶん。筆者がイメージで創出したものです。フィクションはエイプリールフールには含まれますまい。

 本々は妖力も弱くて大人しい妖怪だったのに、恋愛成就の妙薬として一儲けを企んだねずみ男のせいで人々の欲望を吸いすぎて凶暴化し、とうとう鬼太郎の出番になったと。そういう話なんじゃないでしょうか?って他人事みたいに。

 続きは、うーむ…。期待するような展開とはおそらく違っていて、チューまで行きかけてねずみ男の口臭のあまりの臭さに我に返った鬼太郎がリモコン下駄を喰らわすとか、後から追っかけてきた砂かけ婆に砂を掛けられて事なきを得るとか、そんな程度しか考えていないのです。ごめんなさい。

 絵柄、下絵の途中まではいつものコナンコスプレパロだったのですが、コナンの前髪を下ろして眼鏡を外したらだれだかわからなくなってしまって。だったらショタっ子にしちまえ!と。あんなに原作を離れてキャラを描いたのは初めてです。

 お付き合いいただきありがとうございました。

 

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2007年3月19日 (月)

勝手にご指名

 いままで推敲前の原稿を他人に見せることはしていなかったのだが、その一線が昨年冬あたりから崩れてきた。PC作業と平行しながら通信可能なツールを導入したことによってさらに加速され、現在は書いたところまでをすぐに送信してしまう有り様である。

 日によっては2000字以上ものテキストをアップしたりする。先方のご好意に甘えさせていただいているとでも書けば聞こえはいいが、送っていいか?というエクスキューズもなしにやおら送りつけ、送られた側は強制的にその場で読まされ感想を迫られるわけで、厄介なことこの上ない。

 こうなったら面倒な作家の編集担当者にさせられたと思っていただくしか。(どっちにしても強制だ)

 進行管理にも一役買っていただければと……。

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2007年3月18日 (日)

進捗状況・中間報告

 3月入ってからほとんど進んでおりませんです。もう絶チル本は絶望的。なんですが、ちまちま細かいネタを思いついていたり。脳が逃げに入ってますな。でもそのネタにいざとっかかるとまた苦しくなるわけで。何を書いていても多少の苦しみは味わうということか。

 ちっとも報告になっとらん。

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2007年3月 8日 (木)

「白い花を買う日」解説

 宮野の日(http://remember38.nengu.jp/)という企画に投稿した作品です。できましたらそちらをお読みになられてからお進みくださいませ。

 既刊「闇夜の紅玉星」をお読みになられた方はお気づきのことと思います。灰原哀が宮野明美の月命日に白い花を買うというエピソードは、この第一章に挿入されているものです。レビューにあるとおり、このミステリーは宮野姉妹の過去をめぐって展開していくストーリー。そのプロローグとして探偵事務所でぽつねんと留守番をしているコナンが姉妹に思いを馳せる場面が必要で創作しました。歩美ちゃんはコナンの回想でたった1行だけ登場します。1周忌ぐらいの方が思い出しやすいのですが、原作では明美の死後まだ数ヶ月しか経っておりませんでしたので。

 この「闇夜の紅玉星」の執筆時は、かなり切迫した状況に追い込まれていて、全編見送るか、前後編に分けるかと毎日煩悶し続け、進行の遅れよりも決断がつかないことで心身を削られました。

 もしも全編見送りとなった場合のために用意しておいた予告編というか、前宣伝用のエピソードがこの「白い花を買う日」でした。

 まっさらな新作ではないというのはそういう意味です。むろん全文書下ろしではあります。

 時系列で並べると花のシーズンからして「闇夜の紅玉星」より1月前のようですが、パラレルのようでもあります。独立した作品として読めるようにはしたつもりです。どちらを先に読まれても、あるいは片方だけでも。(でも、できれば未読の方には読んで欲しいかな。)

 最後になりましたが、主催のどん★ぐりこさま、掲載の労をとっていただきありがとうございました。お世話かけました。

 

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2007年2月22日 (木)

没カット、没センテンス

 1本書くと必ず数箇所出てきます。

 うまく書けていないからというより、展開にそぐわなくなったからという理由でカットする場合がほとんどです。頭の中で初期の段階からあったものにわりと多いかな。

 とりあえずで書き始め、筆慣らしで書けたものを仮置きしてページをかせぎ、自分だますためでもあります。こんなに書けてるじゃん、てね。

 未練が残らないよう、切ると決めたらデータからすぐに削除してしまいます。

 なのに今回は…よっぽど自信がないのでしょうか。

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没カット

「昨日の女、覚えているか?」

「昨日…?」

 昨日は昨日で埼玉くんだりまで出掛けてたのよ。けっこう忙しいだろ?俺らも。その帰りに回り道をさせて兄貴が遠くから観察した女がいた。

「ああ、あのぱっとしねえ女」

 見てくれのことじゃない。ツラだけならこっちの女の方が俺の…ああいや、要するに組織の構成員として腹が据わってないって意味だ。俺の見立てではせいぜい使い捨てのパシリにも役立つかどうか。なんであんなのに厳重な監視が付いているのか、兄貴が興味を持つのかが謎だった。

「あれがシェリーの姉だ」

「なるほど。それにしても似てない姉妹すねえ」

 まったく親兄弟なんて持つもんじゃない。姉は優秀な妹さえいなければとっくに組織から見放されていたろうし、妹は何の取り柄もない姉の分も貢献しなければならないってわけだ。互いの存在が枷でしかない。けど、兄貴が妹の担当になったってことは、姉のお役御免も近いのかもしんねえな。

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2007年2月18日 (日)

新原稿抜粋

 下の記事にアップしているのは冒頭部分です。

 ウォッカ視点でのジンシェリものになります。(スタイルを一言で説明できるって素敵。)こういう角度で書く人は他にいなかろうかと。他の人がやらないだろうってシチュに弱いのですわ。

 書き出しのスタイルと粗筋は半年以上前から頭の中にあって、本編部分をどう描写するかがうまくまとまらず、しばらく寝かせてありました。このところ知り合いのサークルさんのジンシェリ作品をいくつか拝読しており、それに触発された側面もあります。

 問題はジンという男をどう表現するか、です。

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冷たい女(仮題)

女ってのは悪い男が好きだ。

よく犯罪者を匿ってた女が泣きながら言うだろ?「世間では悪いことをしたかも知れませんが、わたしには優しい人でした」って。調子に乗らせると「この人が安心できるのはわたしのところだけだったんです」とまで抜かしやがる。自分にだけ優しいという状況に酔い、それを他人に自慢してさらに酔ってやがるのが見え見えの顔つきで。男にしてみれば単に面倒臭かったか、どうでもよかったからじゃないかと思うんだがね。

表の顔が悪いほどそのギャップに燃えるらしい。根本にあるのはアレだ、シンデレラコンプレックス。大悪党だろうが、王子様だろうが、要は特殊な人間に選ばれた存在になれりゃあ気持ち良くなるって心理だ。自分だけは特別だって思い込みだけで子宮をずくうんと刺激されてぽうっとなれる。子宮といっしょに脳みそも蕩けちまってちっぽけな正義感なんてすっ飛んじまう。そういう生き物なんだよ、女ってのは。

ブ男のひがみ話じゃねえって。実証済み。なんてったって俺と組んでる兄貴が徹底した悪い男だからな。

ジンの兄貴にはどこにいても女がとにかく寄って来る。組織内で「あの方」の声を直接聞ける立場にあって腕は文句なしに超一流の暗殺者。身分を隠して変装している時でさえワルの匂いを嗅ぎつけてわんわん群がってきやがる。そんな女共、兄貴には甘い物にたかる蝿にしか見えないから鬱陶しがって邪険に追い払う。中には組織の女もいて、体の代償に何を要求してくるかわかったもんじゃないしな。ひどいのになると、まず弟分の俺に色仕掛けで迫ってくる。本当は誰に熱い視線を向けてるかなんていくら俺だってすぐにわかる。でもお構いなしさ。

それに兄貴は関係を持ったとしても微塵も心を揺さぶられたりしない。なのに誘う女は後を絶たない。周りの女の酷いあしらわれ方を見てんのに、どうして自分だけは違うはずだと妄想をたくましくできるのかねえ。わかりたい気にもならないけどよ。

 けれども――。ごくまれにだが、悪い男に絶対に惚れ込まない女がいる。頭ン中が醒めたまんまの女。悪女の深情けなんか比じゃないぐらいヤバいタイプだ。なぜって自分に惚れてる女なんて適当に善がらせておけばいい。相手は子宮と脳みそが直結している生き物のはずだろ?だから片っぽが冷たいまんまの女は厄介なんだ。

なんでかね、世の中の法則ってのは。悪い男ほど醒めた女に執着しちまうようにできているらしい。熱くさせようと躍起になってるうちにこっちが熱くなっちまう。こうなると男はドツボ、破滅だ。

 俺達ワルはそういう女には一生出会わないように神様にでも祈るしかない。おかしいかい?でも、他にどうしようもねえだろう?

 だが、もし、出会っちまったら…。やっぱり嵌っちまう前に殺してしまうしかねえんじゃないかな。

 

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2007年2月 4日 (日)

杯戸パイパー

 作品の種類に関わらず、高木と灰原が二人っきりにならざるを得ない状況を作り上げるのには常に苦労する。ましてエロ展開の場合をおいてをや。そんな超現実CPにするからだという指摘はさておき、相手が佐藤刑事であっても同様、あるいはそれ以上にややこしい手続きを踏まなければエロシーンには至らないだろう。(最短でベッドに行ける相手は実はコナンなんじゃないかと疑っている。)

 少なくともわたしには高木がそういう男に見えているのだし、いかに落とすかがひそかに楽しくもある。

 高木を追い込む手段の一つとして、ストーリーの背景に置くためだけにデッチ上げたのが「連続少女連れ去り事件」だった。これをずっと未解決のままにしておけば、いつでも切れるジョーカーカードの役割を果たす。結局1作品にしか使わなかったが。

 その事件の犯人に「杯戸パイパー」と名付けたらどうかと昨日になってひらめいた。杯戸町を中心に発生する少女行方不明事件にちらつく男の影。確かな目撃情報も得られないまま、犯人像だけが独りでに歩き出し、いつしかハーメルンの笛吹き男―Hide piper―に模した俗称で呼ばれるようになる。

 「連続少女連れ去り事件」から「杯戸パイパー事件」へ。呼び方が変わっただけでイメージの拡がりが断然違ってくる。都市伝説にするもよし、推理小説にしてもよい。時々独りで先に学校から帰ってしまうらしい灰原が巻き込まれ…猟奇ホラーもエロもありだ。

 ここに長く通っておられる方ならおわかりだろうが、わたしが発表予定のないネタをネット上に明らかにした場合、これを読んだ方のアイディアのヒントになればという気持ちがある。イマジネーションが沸いた方は流用されてまったく構わない。というかわたしは解決させるつもりがない(灰高展開が終わっちゃう)から、だれか書いてくれるとうれしいんだな。

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2007年1月15日 (月)

「1年B組大作戦」

やっぱ30分でよかった。

あれを見ているとどうしても「翡翠の妖虫」執筆中のことを思い出す。
カマキリ怪人を具体的にどうやって登場させるかにいちばん苦労したんだよね…。(それ重要シーンじゃあ?)

推理の筋道はプロットで計算するけど、案外トリックが完成していないまま書き始めてたりするんだな。書き終わるまでに出来てりゃいいかって。他の要素から消去法で詰めていくと自ずと可能な仕掛けが炙りだされてくるから。

もしもの時のために代案は一応用意してある。でもしっくり来ないから代案に回されてるわけで、なるべく使いたくはなく、ギリギリまで粘ってぢごく逝きになる、と。

それはそうと、夕べ半眠状態で新しい推理ネタを思いついてしまった。いつになったら書きたいものが尽きるんだ?

乱歩フェチとしては、昨年から冒頭だけ出しっぱなしにしている「B町の人形屋敷」を先に完成させねばだ。

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2007年1月 8日 (月)

漫画の何ができないって

コンテ。

2Pを超すともうダメ。(早っ!)

下書きから先の作業は挿絵と同様、根性と技量と時間でできることは決まってくるので、つまりは初っ端につまずいているわけである。小説を書こうとして書けなかったころ、どう書き始めていいのかわからなくていつも妄想に終わっていたのと同じ状態なのだろう。

描きたいならとにかくやれ。としか言いようがない。

しかし、とっかかりが必要だ。

そのとっかかりとして、勘を取り戻すために、コンテを切るだけの練習をするのはムダなのか。1本1本完成原稿に仕上げてる時間はたぶんないから。

それとも、きちんと仕上げる1本に集中すべきか。

などと悩む時間で…嗚呼、堂堂巡り。

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